3月4日から京都の細見美術館で
「特別展 初代志野宗信没後五百年記念 香道 志野流の道統」が開催されます。
この度、香道 志野流の若宗匠 蜂谷宗苾様にお話を頂きまして
3階のお茶室 古香庵で開催される聞香会のしつらえの一部として
作品を制作させていただきました。
長年、日本の伝統文化の「道」の世界を継承されている方と
いつかはコラボで作品を作ってみたいという大きな夢を思い描いていましたが
まさか香道の志野流の若宗匠からお話をいただくとは
数年前には想像することさえできなかったです。
この数週間作るのに必死で
先日お納めしてようやくじわじわと感動が湧いてきています。
数年前にご紹介いただいた友人や折に触れ紹介してくれている友人、
きっかけを作ってくださった方々にとても感謝をしております。
そして大きな機会をくださった若宗匠蜂谷宗苾様本当にありがとうございます。
メインの展示室では貴重な名香と香りにまつわる美術工芸品の数々を展観し
多様な日本文化の結晶というべき”香道”と志野流の歴代の系譜を紹介されています。
お茶室 古香庵は基本は聞香会のお披露目となりますが会期中に数回開催予定ですのでぜひみなさまご来場くださいませ(要予約)
細見美術館
https://www.emuseum.or.jp/exhibition/ex080/index.html
展示期間 3/4〜5/31
開館時間 10:00〜17:00
休館日 月曜日
入館料 一般1,500円 学生1,300円
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『日本書紀』によると、日本の香文化の幕開けは、推古天皇3(595)年4月、香木が淡路島に漂着したことに始まります。香木は、仏教という宗教儀礼の中で重用され、やがて平安時代、遣唐使の廃止による国風文化の勃興に伴い、中国とは別の日本独自の“香の道”の歩みが始まります。香は和歌とともに、貴族たちが自らを表現する重要な手段となりました。そして室町時代中期、応仁の乱後、東山慈照寺(銀閣)に於いて、足利八代将軍義政の同朋衆 志野宗信(1443~1523)の手によって香道の基礎が作られました。以後、志野流は500年以上にわたり、現家元20代幽光斎宗玄まで連綿と継承されています。本展は、初代志野宗信の500回遠忌を記念して、貴重な名香と香りにまつわる美術工芸品の数々を展観し、多様な日本文化の結晶ともいうべき“香道”と、志野流の歴代の系譜を紹介するものです。
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